1Mb の画像を3秒で表示させるためには?
恵みの雨が上がって、昼下がりの午後、近所のカフェでテラス席に座っています。お昼時でお店の Wifi で、VPN接続で2〜3Mbps 出せています。VPNとは、公衆回線を安全に利用するためのサービスです。2〜3Mbps とは、どのようなスピードなのでしょう?例えば、1Mb の画像(写真・動画など)を3秒で表示させるためには、2.7Mbps ほどのスピードが必要です。
計算式は、1Mb × 8 ÷ 3= 2.66・・ Mbps
8倍しているのは、ファイル容量をスピードの単位( bit )に揃えるためです。速度は秒当たりなので、3等分しています。表示に3秒以上かかっていたら、見られないまま離脱されてしまう可能性が高くなってきます。20秒を超えたら、絶望的です。実際に写真などの画像を使うときは、1Mb の 1/ 10 程度には抑えて使うことが一般的です。以上の考察は、回線速度に影響力のある画像容量を対象としました。ウェブ表示速度の正確な測定は、同時に読み込まれるプログラム・ファイルなどの容量も考察の対象となります。
相手がどのように情報を受け取っているかを思い馳せる
先日、ゆるカフェで動画の取り扱い容量にかんして質問がありました。その内容に基づいて書き起こしをしています。通常、ソーシャル(SNS)やブログの投稿で、投稿画像の容量を気にすることはあまりないかも知れません。自動的に適正な状態に(容量縮小の)処理をされています。室内で光回線につかながっていれば、通常100Mbps を超えますので、まず問題ありません。しかし、外でベンダーの回線を使うということであれば、時間帯や場所により、回線速度が1Mbps を大きく割り込むこともあります。多言語のご時世です。第三世界から閲覧頂くことを想定するのであれば、さらに厳しい条件を課していくこともあるでしょう。コミュニケーションは、相手がどのように情報を受け取っているかを思い馳せる営みでもあります。ネットを介した情報の発信は、届けたい人たちにきちんと届いているのかどうか、時おりは肌感覚を大切に、快適に情報を伝えられているのかどうかの思いを馳せながら、記事を投稿することも心がけます。