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1.徹底的に肌を乾燥させる

クスリは塗らない。保湿もしない。肌を乾燥させて、かゆい所は心ゆくまで搔く。風呂は減らす。シャワーも控える。徹底的に肌を乾燥させることで、皮ふの新陳代謝を高める。これが最近の私の皮ふのメインテナンスです。

肌は自然状態で「バリア」を作って、外部からの細菌の侵入を防ぐと共に、皮ふそのものの状態を良好にする。お風呂などに入って、ゴシゴシとこすってしまうと、そのバリアは壊れてしまう。ましてや石けんを使うのはもってのほかとなります。ですから入浴を控えて、肌を乾燥させた状態を日々心がけるようにしています。

皮ふがかゆみくなってきたら、掻きます。掻いて掻きこわすこともありますが、だんだんと皮ふは強くなってくるようです。掻いたところは、ヒリヒリして痒みとは別の不快感を覚えることがあります。それはしばらく堪えて凌ぐしかありません。次第に「皮ふのバリア」は鍛えられ、掻くことでかゆみは薄れ、ポロポロと落屑(らくせつ)とともに、かゆみは剥がれていきます。

2.名医、藤澤重樹先生に出会う

皮膚科医、藤澤重樹さんの本に出会ったのは、今からちょうど3ヶ月前のことでした。冒頭の肌を乾燥させる発想は、この書籍『9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方』から学びました。ここまで皮膚科医が脱ステを勧めるのかとビックリ。書籍は一気に読み終えました。巻末を見ると、ご近所で診療所を開いていることが分かり、すぐに先生を訪ねました。そして通院を重ねました。初診で、一切のクスリを処方しなかったのが印象的です。その後、1週間に一度ほどの通院を重ね、1ヶ月を過ぎたほどには、ほぼ良好な状態に回復しました。

藤澤重樹先生(右)と撮影|藤澤皮膚科にて|Ghichi.com
藤澤重樹先生(右)と撮影|藤澤皮膚科にて|Ghichi.com

3.医療がビジネスになっている

これまで出会ってきた皮膚科医は、一様に私の症状を「重症」と診断し、ステロイドを処方し、長期の通院を促しました。診療医の処方する「ステロイド」が皮ふの症状を悪化させる。「医療」という名のビジネスは今もほとんどの皮膚科で公然と行われています。おそらくそうした医療という名のビジネスは皮膚の治療院だけではありません。例えばコロナワクチンの接種においても然りです。若い芸能人やスポーツ選手の突然の体調不良や死去は枚挙にいとまがなく、その副反応や後遺症も日増しに深刻化しています。政府・メディアはその状況をほとんど報じることがありません。変わり果てゆく日本にブレーキをかける一助となれるよう、自分のできることをします。

4.お風呂は憩いの場でした

長年、私はアトピーを患ってきました。20年前に朝だけのプチ断食をすることで身体の排泄が促進され、アトピーが軽減することを学び、初めて「脱ステ」を実践するようになりました。それでもしばらくすると気がゆるみ、アトピーの症状が悪化したり、皮膚科のお医者さんにステロイドを処方されたりと、一進一退を繰り返していました。

そうした中で、私にとってのオアシス(憩いの場所)は、お風呂でした。どんな時でも、お風呂に入ればかゆみは治りました。そして熱ければそれだけ効果は敵面。こんこんと時間のゆるす限り、心身が満たされるまでお風呂に入り続け、深夜に就寝する日々を送っていました。

そのお風呂の習慣、自分にとっては生きがいとも言えた入浴の習慣が、まさか(アトピーの治癒にとっては)悪行であったことを、当時は知る由もありません。冒頭に触れましたように、お風呂に入るいうことは「肌のバリア」を壊すことであり、熱いお湯で長風呂するなんてことは、もってのほかでした。それでも私は日々、自身の一日のご褒美であるかの如く「譲れないひととき」としてお風呂の入浴は習慣化していました。

5.保湿は欠かせませんでした

お風呂から上がると、かゆみは次第にぶり返してきます。「脱ステ」はしていましたが、保湿は痒みを軽減するために必要な処置でした。このブログでも書いてきましたりんご酢や太白ごま油の使用もその試みの一環となります。

いま、私はりんご酢も太白ごま油も一切肌に塗ることをしていません。「何もしない」ことがベストだと思っています。でも「何もしない」ことは、カンタンではありません。

自宅のベランダ(左側)|Ghichi.com
自宅のベランダ(左側)

6.良質のたんぱく質を摂り入れる

皮ふに対する向き合い方は、この3ヶ月でコペルニクス的な転換を迎えました。お風呂には入らなくなり、肌を温めるよりは冷やすようになりました。食事に対する考え方も変わりました。

朝はプロテインを飲料し、お肉・魚も食べるようになりました。これまでは「ビーガン」として、玄米菜食を中心とした生活を送ってきていました。お肉・魚や卵をムリに食べる気持ちはありませんが、良質のたんぱく質を摂取したい時に、心から感謝と祈りの気持ちを捧げて、時おり取り入れるようにしています。たんぱく質を摂り入れていくことで、それが血や肉となり、皮ふを作っていく原料となります。心置きなくかゆいところも掻いていけます。毎日相応の運動量を維持していますが、筋肉痛になったり、疲労を翌日に持ち越すことがありません。このたんぱく質の摂取を意識した食事によるところが大きいと考えています。

7.人参ジュースを飲んで糖質を控える

以前は、毎日板チョコ1枚は軽くペロッと食べていました。それなしには気持ちが治らない常習食の一つとなっていましたが、辞めました。辞めたのはチョコだけではありません。ケーキや甘いお菓子はもちろんですが、ご飯も控えるようになりました。お酒は止めて久しいです。たばこは元から吸いません。

「糖質」はほとんどすべての食材に含まれます。日常のエネルギー源としても大切な役割を果たしますが、糖質の摂り過ぎは、かゆみを強くする誘因となるようです。皮ふのかゆみを通して、超健康になっていく自分を感じていますが、がんなど他の病気の治癒とも共通している、人の健康的な在り方として取り組みがいのある食事スタイル、生活習慣を実践しています。

「甘いもの」をすぐに辞めることは大変かも知れませんが、それを欲しない身体にしていくことは、さほどムリせずに可能なのではないかと考えています。冒頭に少し触れましたが、朝だけのプチ断食を今でも時おり行っています。断食をするしないにかかわらず日課になっているのが、人参ジュースです。無農薬のものを取り寄せて、毎朝2本ほどジューサーに入れて作っています。人参ジュースを飲むと必要なビタミンやミネラルが摂取できて、空腹だけど食べなくても平気でいられる状態になります。

りんごも一緒にジュースにするのが望ましいのですが、夏の時期はお値段が跳ね上がるので、ムリに買わなくても良いかなと思っています。この時期は、代わりにバナナを食べています。代わりになるかどうかは分かりませんが、糖質はけっこう入っているように思います。(笑)ちなみに最近は、りんごを買ってきたときはジュースにせず、皮のついたまま食べるのが好みになっています。

じつはこの人参ジュースを飲むと、一日を通して間食もあまりせずに済ませてしまいます。身体に必要なビタミンやミネラルを摂り入れることで、「甘いものが食べたい」という欲求があまり出てこなくなってくるように思います。糖質制限を無理なく行っていける一つの方法だと思いますので、ご興味のある方はぜひ試されてみてください。

余談となりますが、コロナワクチンの接種によって体内に蓄積されたスパイクタンパク質は、断食と納豆(に含まれるナットーキナーゼ)によって分解することができ、血栓を回避できるようになるとのことです。

自宅のベランダ(右側)|Ghichi.com
自宅のベランダ(右側)

8.落屑(らくせつ)による掃除が大変になります

皮ふを乾燥させる生活をすることで、その落屑による掃除が大変になります。というか、しばらくは追いつきません。皮ふを乾燥させる治癒を始めて、2週間ほどは一日コップ一杯ほどの量がボロボロ落ちてきました。本当です。3ヶ月が経ち、ようやく落ち着いてきました。ブログにも向き合えるようになりました。ですから、もしご興味をお感じ頂ける方で、同居の方がいらっしゃる方、ご家族の方と住まわれている方は、事前のご理解を頂くことが肝要と思われます。藤澤先生によると、こうした薬に頼らない、皮ふを徹底的に乾燥させる治療をすぐに受け入れられる患者さんは少ないようです。私はこの「何もしない」治療が、唯一最善の治癒の道と心底思います。

9.光熱費と時間にゆとりができました

風呂代の節約は 計り知れません。ガス・水ともに、毎日のお風呂で相当量を消費していましたが、それが一切なくなり、じつは家計が大助かりです。長風呂する時間がなくなり、12時までには就寝する習慣も定着しました。清潔面から言えば、必要に応じてシャワーを浴びれば良いです。

10.紫外線を浴びる

入浴をすることはほとんどなくなりましたが、日光浴が日々の大切な日課になっています。紫外線を浴びることで、肌が良好な状態となります。軽く汗がにじむと、その汗による自然な保湿効果も得られます。身体が一定の温度に上昇しますので、入浴と同じ温熱効果も期待できそうです。10分ほどの日光浴をして体温を測りましたら、37℃まで上がっていました。この投稿のメイン画像に使っている写真は自宅のマンションのベランダです。iPhone X のパノラマモードで撮影しています。ベランダの一部が目の前の空き地とつながっていて、木々と雑草に囲まれたブラインドを作っています。ここでいつも日光浴をしています。

11.自然治癒のスタイルを取り入れる

肌の状態は今でも、掻いてはヒリヒリ(してしまう感じ)を時おり繰り返していますが、お陰さまで痒くてかゆくて堪らない状態からは脱しました。この自然治癒のスタイルは、新しい自分の在り方として今後も大切にしていきます。

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この記事を書いた人

渡邉ぎいち @Ghichi

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