朝起きると、身体の数カ所でかゆみを覚えることがあります。身体の温度が下がっていることも原因の一つなので、部屋を暖めたり、白湯(さゆ)を飲んで温まると良いです。
かゆいのは、基本的に身体が温めてほしいからであり、温めると排泄を円滑に進められるので、身体がそれをかゆみという感覚でメッセージしてくれます。
ですから、かゆいときは、温める。が、基本です。温めるとさらにかゆくなることがあります。それは身体を温めることで、排泄するため。にもっと温めてほしいという皮ふからのメッセージだと考えます。
指にかゆみを覚えて、洗面器にお湯を貯めて、指をしばらく浸けたとします。それだけでかゆみが引いていくこともありますが、さらにかゆくなることもあります。そんな時は、もうしばらくお湯に浸けたまま様子をみるのが良いです。時間をかけて温めていると、必ずかゆみは治まります。
シャワーを浴びていて、かゆみのある箇所に、熱い湯をかけると気持ちよかったりします。私は50℃ぐらいまでは問題ないと思っています。
熱湯を皮ふにかけるのは良くないと、医療関係の方からはよく承ります。熱湯をかけると、皮ふの油が取れてしまうからという説明です。でも、皮ふが湿疹になったり、かゆみを伴っていたときは、遅かれ早かれその箇所は、排泄ですべて流されてしまいます。油は取れてしまっても問題ないと考えます。
何が良いかというのは個別的なことであり、具体的な状況を踏まえて考察すべきですが、自身の皮ふが心地よいと感じる温度が、多少高温であったとしても、それは問題ないと考えています。
但し過ぎたることは避けた方が良いようにも思います。時間をかけすぎないとか、お湯に浸けた後は保湿剤をつけるなどのケアをしていきます。