朝、目が覚めたら、ふとんの中で体操を始めます。
先ず始めに身体に聴きます。
「もう、起きる?」と。
身体から起きるという応えはすぐに返って来ないことが多いです。そこで身体が起きたくなるイメージを思い巡らせます。今日はこの仕事をしたいとか、この人と連絡を取るとか、このことを学びたいとか。。身体が起きたくない理由があれば、なぜなのかそれを感じ取って、自分なりの応えを持つことで、身体が起き上がる動機と意識を持ち始めます。
次のステップとして、布団の中で仰向けのまま背中からお腹にかけて、身体を揺すります。背骨に刺激の伝わることがポイントです。そして左右の指同士を合わせて、押し合います。478の呼吸(*)をします。
ステップ3:芋虫のように、仰向けのまま(布団の中で)背中と腰で歩く。枕を外しゴロンゴロンとしながら、上下に身体を移動します。背骨が程よく刺激されながら、どこかのタイミングでスッと布団の中から上体を起こせます。
ステップ4:緩やかに足を開いて、ひざもゆったりと曲ったままで良いので、478の呼吸を心ゆくまで行います。以前は、柔軟体操の開脚前屈を入念に行なっていました。それが進化して、このような動きになっています。
ステップ5:うつ伏せになり、えび反りをします。左右の足をそれぞれの側の手で持って、えび反りをキープします。前日に足腰に過度な負担がくる運動をしていると、ふくらはぎあたりがつりますので、足のひざ下を上下に動かしながら、ゆっくりとえび反りの形をキープできるようにしていきます。このふくらはぎのつりは、腰痛の遠因にもなる感じがしますので、入念に行います。
以上、朝、布団から起き上がる時の過ごし方になります。とくに時間を計ったりすることはありませんが、時間の許す限りにおいて、自分の身体が動き出したくなるコンディションを整えるひとときとなります。先ずは頭で考えてみて、少しずつ身体を動かしてみながら、身体が心地よいと感じる一日の動きにつながっていけると良いなと思います。
(*)478の呼吸:4秒かけて息を吸い、7秒息を止めて、8秒で息を吐きます。
使用画像は、Incredibly Numing さんの撮影によります。クリエイティブコモンズのライセンス契約に基づき使用しています。感謝。