
課題解決の型を持っていますか?
本質思考の話しをします。皆さまは問題がこじれたり、解決の糸口が見えないときに、それを結論づける「型」を持っていますか?
例えば「時間を管理できない」というとき、その原因を考えるとします。
・手がけていることが多すぎる。
・メモの整理ができていない。
・仕事の完成度を上げようとしている。
いくつかの原因が考えられると思いますが、その原因に基づいて、どのように行動を起こすのが良いのかを思案します。
・手がけていることが多すぎる。
→ 減らせば、時間を管理しやすくなるのか。
・メモの整理ができていない。
→ メモを整理すれば良いのか。
・仕事の完成度を上げようとしている。
→ 完ぺきにしようとしないで、基準を下げるのが良いのか。
判断の根拠に基づいて、行動の指針を決める
時間は一日24時間と定められていますが、どの原因に焦点を当てて、行動を起こすのかによって、一日の時間の使い方は違ってきます。
一つの課題や現象に対して、その判断の根拠に基づいて、行動の指針は立ちます。
・判断の根拠は、「〜である」「〜になる」と表現されることが多いです。
・行動の指針は、「〜する」「〜させる」などの表現となります。
この二つの基準に基づいて、事象を整理していくと、物事の本質を考える手がかりに気づいてきます。他者と話し合いの基で結論を導くこともあれば、自分で決断しないといけないこともあるでしょう。その時々の思考のトレーニングを行っていくことにより、より適切でより迅速な結果を得ていけるように思います。
参考サイト:
仕事の本質ってなに?~仕事の本質をもっとよく理解するために~
https://jp.fujitsu.com/platform/server/advantages/special/school/essence.html#02