東北大震災 3.11 から12年が経ちました。その日その時、私は銀行にいました。お金を引き出すためだったのですが、通帳が詰まって出て来ず困っていたその矢先に、地震がきました。あっという間の出来事でしたが、信号機は止まり、事態は急変しました。
12年を経っても、家を追われた人たちの中に、全国で避難生活を送っている方々がいらっしゃると伺いました。地に足をつけた生活が早く始められますよう願います。
大震災は地震のみならず津波が東北沿岸部を襲い、原子力発電所を巻き込みました。その処理は今もなお続いています。
数年後に、福島の沿岸部を車で走る機会がありました。相馬地域は見渡す限り何もない平地が広がっていました。そこで暮らす人たちも、まだ放射能が残っていることから、マスクをしての生活をされていました。街中は放射能の除去が進んでも、ひとたび山に入ってしまえば、高い放射能レベルが至る所で検知されてしまう状況で、それを何とかするのは難しい状況であることを教えられました。
ロシア・ウクライナ戦争で、エネルギーが高騰しています。止まっていた原子力発電も再稼働を迫られている状況で、3.11の教訓が十分に活かされていません。原子力に頼らないエネルギー資源の確保が急務です。
確実にやってくると言われる、関東大震災。今やってきてもおかしくない状況で、3.11 を改めて振り返り、原子力に頼らない道を探っていく必要があります。