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糸電話に聞き耳を立てている男性

書かれた内容を読み上げるだけで答弁になっている

いいなと思うお話しは、その言葉を奏でる人の思いに乗せられて届けられる。国会の答弁を聴いていると、一字一句、書面に書かれた内容を読み上げて、それで答弁をしたことになっている(ことが多い)。

話し手はどのような思いでそのことを話しているか

国会のように責任の伴う正確さが要求されることもある以上、空で何もメモを見ずに話すということは大変かも知れない。たとえ正確さを求められる事実報告であっても、話し手がどのような思いでそのことを話しているかによって、それを聴く人の受ける印象はまるで変わってくる。ただ書かれた内容を読み上げているだけの答弁であれば、双方がテキスト・メッセージを共有すれば良いだけの話になってしまいかねない。

自らの思いを奏でられる弁士であってほしい

テキスト・メッセージの共有だけでは済まされない何かがあるから、あるはずだから、「国会」という国の最高の意思決定の場で、直接口頭で語られる。答弁が棒読みに終止していないか、話し手に育まれた思いがあって、それで奏でられている言葉たちであるかどうか。話し手の思いが直接空気の振動を通して伝えられる言葉、または言霊はまったく違う印象になってくる。自らの思いを奏でられる弁士であってほしい。政治家に限ったことではない。

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この記事を書いた人

渡邉ぎいち @Ghichi

ウェブのセルフ作成サポートを行っています。メンバーさんが楽しみながら制作できる環境を整え、自ら切り開いていく力を存分に培って頂くことが生きがいです。朝の散歩の帰りがけ、スマホでブログを執筆するのが日課です。よろしければ、>> プロフィールをもう少し詳しくご覧ください! >>