身体を張って生きる
森永卓郎さんが亡くなられました。「モリタク」の愛称で多くの人に親しまれてきました経済アナリストです。『ザイム真理教』や『書いてはいけない』、『がん闘病日記』の著者としても知られています。テレビにもよく出演されていらっしゃったそうですが、上記書籍を出版した途端に、マスコミからは締め出され、出演依頼のお声は一切かからなくなってしまったそうです。それほどメディアや政財界、ときの権力者には都合のわるい、耳の痛い情報を、身体を張ってこの世に伝え続けて頂いておりました。
森永さんから言わせると、「もう先は長くないから、書きたいことを書いた」ということのようです。どれも身体を張ってご執筆された著作です。大概の書店でビジネス書コーナーの目立つところに平積みされています。
生きることを心ゆくまで楽しむ
亡くなられたのは昨日。XやYouTubeなどSNSでは、追悼のメッセージや動画が途絶えることはありません。故人の卓越した洞察とそのお人柄が忍ばれます。お医者さんからは原発不明がんと診断され、余命宣告も受けていました。晩年は精力的に執筆活動を続けられ、YouTube など動画配信でも連日ご出演をされていました。書籍としてもご執筆をされていますが、「マイクロ農業」をお勧めになられており、ご自身も実践をされていました。生のある限り正義を貫き、生きることを心ゆくまで楽しむその生きざまに、私自身も励みにさせて頂いておりました。謹んでご冥福をお祈りします。